左右に拡げると薄くなってしまう陰阜。 その中で怪物の鰓のように盛り上がっているラビア。 進化の埋葬。災厄の薔薇窓。陵辱の伽藍。劣情の祈祷。 棺衣を着たアクメ。藁屑みたいな陰毛。遊星に見えるほくろ。 肉の溝。肛門でやる受胎。葡萄だらけの膣。凶暴な卵子。 子宮の晩餐会。桃色の牡蠣。月経漬けの詩……。 (「闇の博物誌」(C)山口椿 より引用) |
あたしは奪われるよりは奪う側に回ろうと思っているだけよ。
そうすることがいいとか悪いとか、正しいとか間違ってるとか、言ってるんじゃないわよ。 ―――あたしはただ“そうしたい”の。
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