「水蓮」
水蓮は「天体議会」の中ではニシムラ一番お気に入りの少年です。
何事に於いてもそつなくこなし、端整な顔と良く徹る声を持ち、
機敏で身軽。そして利発で友人思い。
特に彼が、少しぎくしゃくしてしまった銅貨との仲を修正する為に、
壊れた花瓶の例え話をするシーンや、
その後の変わり玉を交換するシーンは秀逸です。いやあもう、水蓮素敵(^^)。
それにしても、本文中での彼の描写は色々あるのですけれども、
容貌についての具体的な物はあまりないのですよね。
「綺麗」とか「白い」といった漠然としたものはそれなりに見つかるのですが、
睛の色や髪の色等は殆どありません。
まあそれを言いますと銅貨なんてもっと無いですけど・・・
(やはりこれは銅貨の視点で話が進んでいるからでしょう。その証拠に、
「眼」たる彼に一番近しい者である水蓮に対する描写は、
全登場人物中で一番多いですから・・・。そしてまた反対に、
通常、自分に対して自分を客観的に描写することはあまり無いですしね)。
なので、絵にする際少し困りました。
結局適当に色づけしましたが・・・。
そしてこの絵の設定も出鱈目。一応復活祭のイメエジで描いてみたのですけれど、
本文中にそんなシーンは無い(^^;)。
いや、ただ単に、描いている時に友人から電話がかかってきまして、
その子に「少年に何か持たせたいんだけど何が良いと思う?」と尋いたところ、
「蝋燭」という答えが返ってきたのでこうなった次第です。
訳の分からない問いをいきなりしてごめんね>友人S氏。
とまあ、そういう感じで出来上がったのがこれです。
お目汚しで申し訳ありませんm(__)m。
なんだか、少年と言うより女子高生みたいだし(^^;)、
しかも画質悪いし・・・まだまだ未熟って事ですか。
精進致します。(1999.1.31)
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