「黒蜜糖」
黒天鵞絨猫の少年黒蜜糖。濃紺の服に薄水青の紗のリボン、という描写が可愛くて好きな少年です。
名前もかなりお気に入り。本当にしなやかそうで・・・(^^;)。
黒蜜糖は「野ばら」「夏至祭」というお話にそれぞれ登場しますが、
前者での彼がどちらかというと相棒の銀色に対して立場が強めなのに対して、
後者では銀色よりも弱者にある感じがしました。どちらも設定は同じの少年ですが、
別の少年と考えた方が良いかも知れません。さらに「綺羅星波止場」の中の短編
「銀色と黒蜜糖」というお話にも、タイトルからもう既に分かるとは思いますが、
彼は登場します。ということは全部で3人の黒蜜糖が存在するということですね。
ちなみにニシムラは「夏至祭」での彼が一番お気に入りです。
いや、やっぱり・・・一番かわいらしい感じがしますので(^^;)。
黒蜜糖を描く時やはり「濃紺の服に薄水青の紗のリボン」
というフレーズが頭の中をひたすら駆けめぐっていました(^^;)。ということで、
今回の絵もリボンと紺色が清楚に見えるように描いた・・・つもりですがどうなっていることか。
実際は「黒猫」なのに色使いは紺がメインになってしまっているので、
ちょっとおかしかったかも知れません(でも黒猫と書いてしまえば黒猫だ!
ということで文字を挿入してラベリング・笑)。
そしてやはり猫の少年ということでちょっとマニアックに猫耳しっぽ付き(笑)。
描いていてちょっと「あ、可愛い」とか思ってしまった私はかなりの馬鹿かもしれません(^^;)。
(いや・・・自分の絵がというわけでなく「猫耳しっぽ付き」っていう部分がね・・・。
可愛くないですか?)
あと、楕円形にしたのは肖像画風の効果をちょっと狙ってみたのですが・・・
ちゃんとそんな風に見えてますかしら
(実は背景を描くのが面倒だった、というのは秘密です(^^;)。
頑張ってクラシックな肘掛け椅子でも描けば良かったかなぁ・・・)。(1999.3.21)
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