柵二重

メタモル加藤さまの柵



†††ブルマ・ドロワーズ布教委員会発足(笑)†††


 
 
 年とか、結構可愛い服(?)が持て囃されて、それが一段落、 またロリータが日陰者の存在になったと思えば、 今度はまた真のロリータブームがやってまいりました(笑)。


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 行っている所は、言わずと知れたビジュアル系バンドの世界。 綺麗なバンドが世に定着しだすと、またロリータが流行る、 やはりバンドとロリータは切っても切れないものなのですなー・・・。 というか、ロリータ自体がバンドという風俗から生まれたお洋服なんだから、 当然といえば当然なんですけどね・・・・・・(ファッション用語一口メモ(笑): 物事の流行というのは、流行→風俗→文化という風に表現される、らしい。加藤の中での「バンド」 の位置付けは、流行以上歴史的文化以下、という事で、「風俗」と表記しました。 決してエッチな世界のことを風俗というのではないのよん)。


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 誌とかで「ロリータ」とか「フリラー」 とかが持て囃されていた時って、もう街中ろくでもない、 いい加減なフリルの付いた服を着た子ばっかりで、かなりうんざりしてたんですが、 バンド系でロリータが流行れば、何ですんなり可愛いロリータちゃんが一杯になるんでしょう。 雑誌って、大抵嘘の情報しか流さないもんね。加藤の嫌いな『甘さを抑えたフリル使いが素敵!』 という見出し。甘くなけりゃ、ロリじゃねーよ・・・ていうやつとか・・・・。 要は、雑誌なんて何の情報源にもなってないって事ですよ。そんで、ギャル達は、 そんないい加減な情報に踊らされまくって、股の間からタワシが見えそうなミニスカはいてみたり、 山姥かオバQみたいなメイクを施したりしてるわけですよ。街中で、ロリータ見付けては、 酒の肴見付けた酔っぱらいみたいに大はしゃぎする女子高生軍団とかね(苦笑)。 若いか知らないけど、女性自身とか読み漁ってる、おばちゃんと大して中身はかわんないって・・・。


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 ぁ、そんな馬鹿どもはさておき、最近「甘い服の素晴らしさ」 を知ったお嬢さん達は、口コミと己のインスピレィションで、 ロリータ道をつっぱしって行くわけです。誰に聴いてくるのか、近くでライブでもあれば、 大阪のメタモルも、名古屋のメタモルも、人で一杯になります。 半年位前なら、お客さんの顔と名前、全員わかったんですけど、はっきり言って今は解りません。 非道い・・・・!と思われるかもしれないですが、本当にわからないんだよぅ・・・・・・(笑)。 それ位、バンドロリータ人口は、今のところ増える一方なのです。


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 と、バンド系だけじゃなく、コスプレ系の方々の間でも、 ロリータは流行ってるみたいですね。言い換えれば、ロリータって女の子がやる女の子のコスプレ、 じゃないですか。もともとは、この世界ではカネコ系のお洋服が主流だったみたいですが、 ロリータの方がカネコ系に比べてお安い予算で揃えられるのと、 どうせなら、着れるうちにロリータ着ておこう!カネコ系は少々年いっても着れるから・・・。 って、考えの人が多いみたいです。確かにカネコ系と比べれば安いです。 へたすりゃブラウス1枚の値段で、ロリータフルセット揃えられますもん・・・。まあ、 そんなこんなで、コスプレ系でもロリータ人気なんですが、 以前とあるサイトで、「コスプレ系の人は、コスプレ感覚でロリータを着るので、 止めて欲しい」的な事を発言した方がいて、少々もめておりました。 それは人の勝手でしょって感じです。「私は可愛いからいいけど、それ以外の人は駄目」 って事?ナルシスもたいがいにしろよな。別にロリータは、誰が着ようと、 それがTPOをわきまえた場所で有る限り、第三者にいちゃもん付けられる筋合いはないわけですよ。 確かに、コスプレ系の方は、細かいツメが甘い方が多いとは思います。 もう少しこうした方が可愛いのに・・・・・・と思うところもあるけど、 本人がそれでいいと思ってるんだったら、それでいい。 観点は人それぞれ違うし、ロリータは「こうでなくちゃ」だなんて、ギャルじゃあるまいし。


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 だ、ロリータの場合、カネコ系のお洋服と違って、 スカートが短い為に変にカメラを構えた人達に狙われ易い、といった難点があります。 きっとパンチラ写真等を期待して、写真を撮りたがる人がほとんどだと思うんですが・・・・。 そういう人達は、ロリータ密集地区であるライブ会場前には決して現れず、 イベント会場に出没します(バンド系のロリータちゃんは、 格好は可愛いけど、結構怖いもんね・・笑)。それに、何より、 さっきも言ったけどコスプレ系の人はツメが甘い人が多く、 ロリータの基本であるブルマやドロワーズをはいてない人が多いのです。 コスプレしてるときに、ハイレグ・レオタードを着用して、 写真をバシバシ撮らせてる方にとったら、ミニスカで写真なんて何でもないことかもしれません。 投稿写真雑誌に写真が載って、逆に嬉しがってる人もいるかもね(苦笑)(そういう人って、 自分の写真の上にちんこ汁とかぶちまけられてる所とか、想像したことないのかな・・・ それでも嬉しいのかな)。それは他人の趣味でどうでもいいけど、 「ロリータ」を自称するなら、ロリータの時は気軽に見ず知らずの人に、 写真なんて撮らせないで欲しい。


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 「ロリータ」は自分の為に着る服であって、 他人を喜ばせる服ではないのです。そんなのは、ギャル服にまかせておけばいいの。 ロリータは、ドロワーズやブルマをはくのが基本って言う事を知らない人も多いのかなぁ。 着こなしは人それぞれですが、生パンさんは、ロリータと名乗る権利はありませーん!


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 いう訳で、ロリータを自称する皆さんは、 ブルマ・ドロワーズを着用しましょうね。不意にパンチラを撮られたとしても、 がっかりさせてやろうぜ(笑)。夏は暑くて汗疹ができそうになるけど、 スカートのボリュームも出せるし、その他、ドロワーズはいてお泊まりに行けば、 立派なパジャマ代わりにもなるし、スカート脱いでうろつけるので、とにかく便利で楽なのです。 という訳で、普及委員会からのお知らせでした。文句のある奴は、かかってきなさい(笑)。

 
 


 以上は、1999年10月17日に加藤さんが発行なさった「始発駅」 という本の中の「正しいロリータ・ブーム到来(笑)。それに伴い、 ブルマ・ドロワーズ布教委員会発足(笑)。」という文章の転載です。加藤さんに、 「この文章をメタモルのオフィシャルサイトに載せましょうよ、 そうすれば影響力抜群ですよ〜」とお願いしたところ、「ニシムラさんの所に載せて下さいよ」 とのことでしたのでうちでアップしてみました(^^;)。うちだと影響力は落ちるだろうなあ…… (当たり前の事ながら、来る人数が段違いだもんね)。
 ロリイタブランドのデザイナ、という立場の方が、こういう考えをお持ちである、 ということは、とても大きな事だと思うのです。ということで、 私含め自称ロリイタの皆さま、心いたしましょう……。生パン撲滅運動はまだまだ続く(笑)。

 なお、毎度の事ながら加藤さん、色々有り難うございます。この場を借りてお礼までm(__)m。


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