「永遠に気づかれる事がないだろう美しい絶望の地」
私は、幸せです。
犬を飼っています。
茶色の、大きな犬。
私によくなついて、わりと気に入っています。
家の近くに、図書館があります。
古風で、そして綺麗で。
本の匂いと静けさに満ちていて。
私はこの図書館が大好きです。
年のはなれた妹がいます。
誰が見ても素直な、優しい子。
いうことを良くきいて、とても可愛いです。
紅茶の美味しいお店を知っています。
気がむいた時などに、ふらっとそこへ出かけます。
あまり人に知られていない、小さなお店。
けれど本当に本当に、美味しいんです。
私はなんてしあわせなんでしょう。
「でも」。
時々、とても悲しくなるんです。
泣きたくなる時があるんです。
悲しくて、寂しくて。
何故なんでしょう。
私は「しあわせ」なのに。
どうしてなんでしょう。
私は「しあわせ」なはずなのに。
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